スポーツ障害・外傷

スポーツ傷害とは

サッカースポーツ傷害は「障害」と「外傷」に分けられ、運動時に負荷が繰り返し加わることで発生するものを「スポーツ障害」と言い、外部から一度に強い力が加わることで発生するものを「スポーツ外傷」と言います。それぞれの主な症状は次の通りです。

 スポーツ障害

野球肘、ジャンパー膝、ランナー膝など

スポーツ外傷

捻挫、肉離れ、腱断裂、脱臼、骨折など

スポーツ傷害の主な施術方法

包帯スポーツ傷害が発生した場合には、症状によっても異なりますが、基本的には「RICE処置」を実施します。RICE処置とは「休息(Rest)」「冷却(Ice)」「圧迫(Compression)」「挙上(Elevation)」の4つの処置の略です。
RICE処置以外にも、治療器や鍼灸治療などを組み合わせる場合もあります。

RICE処置

休息(Rest)

患部を包帯などで固定して、安静にします。

 冷却(Ice)

患部を氷嚢などで冷却して、血管を収縮させて腫れや炎症を抑えます。

圧迫(Compression)

患部を包帯やサポーターなどで圧迫することで、内出血や腫れを抑えます。

挙上(Elevation)

患部を心臓よりも高い位置に挙上することで、リンパ液の流れを促して腫れを抑えます。

 傷害をそのままにしていると後遺症になることも

バスケット「スポーツ時の怪我」と聞くと、転倒や衝突などによって負う怪我をイメージされる方が多いかと思います。ですが、こうした外部からの強い衝撃以外にも、不自然な体の使い方、ジャンプやダッシュなどの動作の繰り返しなどによっても起こる場合があります。
野球、サッカー、ゴルフ、テニスなど、どのような競技であってもスポーツ傷害は発生する危険があり、そのままにしていると重大な後遺症となることもあります。また、傷害が治ったからといって以前と同じフォームで走ったり、動作を繰り返したりしていると再発する恐れがありますので、スポーツ傷害はしっかり治療して、末永くスポーツが楽しめるお体を維持するようにしましょう。再発防止に向けてもサポートさせて頂きますので、当院へお気軽にご連絡ください。

部位別の主なスポーツ傷害

むち打ち症等など

野球肩、リトルリーガーショルダーなど

野球肘、テニス肘、ゴルフ肘など

腰椎分離症・すべり症、梨状筋症候群など

ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝、オスグッド・シュラッター病、タナ障害、腸脛靭帯炎、分裂膝蓋骨など

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、アキレス腱炎など

足底筋膜炎、踵骨骨端症など

競技別の主なスポーツ傷害

野球・ソフトボール

野球肩、野球肘、投球障害、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、腰痛、ヘルニア分離症、腰椎分離症・すべり症、インピンジメント症候群(挟み込み)など

サッカー

足首の捻挫、半月板損傷、靭帯損傷、打撲、肉離れなど

バレーボール

ジャンパー膝、足首の捻挫、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、足底筋膜炎、骨折・脱臼(指)、肉離れ、打撲、インピンジメント症候群など

バスケットボール

ジャンパー膝、足首の捻挫、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、突き指、足底筋膜炎、肉離れ、打撲など

ラグビー

骨折、肩の脱臼、捻挫、打撲、肉離れ、十字靭帯、側副靭帯損傷、半月板損傷など

テニス

テニス肘、インピンジメント症候群、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)など

ゴルフ

ゴルフ肘、腰痛など

陸上

ランナー膝、ジャンパー膝、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、足底筋膜炎、外脛骨炎など

卓球

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、捻挫など

バドミントン

テニス肘、肩の障害、手首の故障、捻挫など

柔道

捻挫、打撲、脱臼、半月板損傷など

剣道

肩の障害、腰の障害、膝の障害、捻挫、脱臼など